看護はあらゆる「ひと」を対象にし、すべての人々が健康な生活を実現できるように援助していく仕事です。澳门金沙官网_澳门金沙赌城¥博彩平台看護学部では、そのために必要とされる専門知識や技術?教養?スタッフとの連携など、看護職としての専門能力を発揮し、かつ実践と研究を結びつけながら看護学の発展に寄与できる「ひと」の育成を通して、SDGsの目標である「すべての人に健康と福祉を」を推進しています。
看護学部のSDGsへの取り組みの先進事例として、濱井妙子講師が取り組んでいる「外国人住民の安心?安全な保健医療サービス」について紹介します。
日本は2019年4月に外国人労働者受入れを拡大する改正入管法が施行され、 2019年末の在留外国人数は293万人で前年比7.4%増で過去最高となり、外国人は日本の社会を構成する大きな要素となっています。国籍も英語圏以外のアジア系住?が急増しています。しかし、日本で医療通訳者のいる病院は全体のわずか4.3%で、医療現場では外国人患者さんを受け入れる体制が整備されていません。
濱井講師の調査によると、医療現場における通訳ミスによるインシデントや、外国人患者が日本の病院の診療に対する不満?不安点、そして日本人医師が抱える不安や懸念などがあることが明らかになりました。そのため、日本人医師と外国人患者との間には、文化や価値観?認識の違いを理解し、そのうえ医療専門用語を習得し正確な通訳ができる医療通訳者が必要です。しかし、日本には医療通訳体制の未整備、医療通訳に対する法的根拠の欠如、専門のトレーニングを受けた医療通訳者へのアクセスの難しさ、トレーニング実施機関の少なさとカリキュラムの未統一、国家資格がないなど、様々な困難があります。
そこで、2013年に濱井講師を中心に、外国人住民が自ら地域医療に参画してもらうために、静岡県在住ブラジル人28名を対象に、5か月にわたる医療通訳者養成研修を実施しました。その内の2人が現在、静岡県で唯一の外国人患者受入れ拠点病院である磐田市立総合病院で医療通訳者として働いています。
日本は2019年4月に外国人労働者受入れを拡大する改正入管法が施行され、 2019年末の在留外国人数は293万人で前年比7.4%増で過去最高となり、外国人は日本の社会を構成する大きな要素となっています。国籍も英語圏以外のアジア系住?が急増しています。しかし、日本で医療通訳者のいる病院は全体のわずか4.3%で、医療現場では外国人患者さんを受け入れる体制が整備されていません。
濱井講師の調査によると、医療現場における通訳ミスによるインシデントや、外国人患者が日本の病院の診療に対する不満?不安点、そして日本人医師が抱える不安や懸念などがあることが明らかになりました。そのため、日本人医師と外国人患者との間には、文化や価値観?認識の違いを理解し、そのうえ医療専門用語を習得し正確な通訳ができる医療通訳者が必要です。しかし、日本には医療通訳体制の未整備、医療通訳に対する法的根拠の欠如、専門のトレーニングを受けた医療通訳者へのアクセスの難しさ、トレーニング実施機関の少なさとカリキュラムの未統一、国家資格がないなど、様々な困難があります。
そこで、2013年に濱井講師を中心に、外国人住民が自ら地域医療に参画してもらうために、静岡県在住ブラジル人28名を対象に、5か月にわたる医療通訳者養成研修を実施しました。その内の2人が現在、静岡県で唯一の外国人患者受入れ拠点病院である磐田市立総合病院で医療通訳者として働いています。