薬食生命科学総合学府環境科学専攻を修了(2025年3月)した星野真梨彩さんが博士前期課程2年時に、『Chemical Research in Toxicology』誌に投稿した論文「Quantification of Flavors, Volatile Organic Compounds, Tobacco Markers, and Tobacco-Specific Nitrosamines in Heated Tobacco Products and Their Mainstream Aerosol」が、このたび同誌第38巻5号のカバーアートに選ばれました。同雑誌は化学物質の毒性評価にフォーカスしたものであり、星野さんと共同著者の野呂和嗣助教、雨谷敬史教授は、加熱式タバコの主流煙に含まれる化学物質の曝露が、喫煙者の健康へ及ぼすリスクの初期評価を投稿しました。加熱式タバコは紙巻きタバコよりも健康への悪影響が低いと考えられていますが、雨谷研究室に当時所属していた星野さんらは、アクロレインに由来する健康リスクが比較的高いことを解明しました。カバーアー